不動産用語集
あ行
アイランド型キッチン
アイランド型キッチンとは、シンクや作業スペースの一部、あるいは全部を壁から離して、部屋の中央に配置したキッチンのことです。
島のような形という意味で、アイランド型と呼ばれています。
周囲を人が歩いたり、多人数での作業がしやすいため、ホームパーティの好きなお宅にはもってこいです。奥行きを広げて片方にカウンター席を設けると、簡易的な食事スペースやホームバーのように使うこともできます。
アコーディオンカーテン
楽器のアコーディオンのように伸縮する折りたたみ式の扉をさします。扉の開閉スペースを縮小できるため、開き戸を設置するスペースがない空間にも活用できます。大きな部屋の間仕切りとしても利用されていますが、遮音性は劣るため注意が必要です。「アコーディオンカーテン」や「スライディングフォールディングドア」とも呼ばれます。
アスベスト
アスベストとは、石綿とも呼ばれる天然に産出される繊維状の鉱物です。
耐熱性、吸音性、電気絶縁性などの特性に優れていて安価なため、建築資材、電気製品などさまざまな用途に用いられてきました。特に1960年代から70年代の日本の高度経済成長期には、ビルや学校などの公共建物の耐火材や耐熱材として天井や壁の内側などに大量に使用されました。当初からアスベストによる肺がんや中皮腫が確認されていたにもかかわらず、 最近まで小中学校の理科の実験でも石綿金網は使われていたように、抜本的な対策は取られませんでした。
その後アスベスト粉じんの吸入が肺がんやアスベスト肺の原因となることが判明し、現在では建物の工事に使用することは禁止され、これまでに使用された建物ではアスベストの除去作業も進められています。
頭金
頭金とは、住宅購入代金のうち、現金で支払う金額のことです。
従来は、頭金は最低2割必要といわれていました。しかし、「フラット35」では物件価格の9割が融資限度額なので、必要な頭金は1割になります。また、住宅ローンの中には、頭金ゼロでも融資可能な商品もあります。
雨戸
開口部に取り付けられる雨を防ぐための戸、あるいはその施工方法のことをさします。もともとは風雨から窓や室内を守るために作られましたが、防犯性が見直され改めて取り付ける家も増えており、家を長く留守にする際などにも活用されています。
最近の住宅の雨戸はほとんどがアルミや樹脂で作られた製品で、リビングなどの大きな窓にはシャッター形式の雨戸が使われることも多いです。また、風通しがよく、かつ外からは中の様子が見えにくい製品なども増えています。
引用元:不動産・住宅情報サイト【LIFULL HOME'S/ライフルホームズ】
画像元:amamori-a.com
雨どい
雨どいとは、屋根を流れる雨水を集めて、地上や下水に流すものです。
雨どいは、軒先に渡したとい(軒とい)のほかに、壁に沿って縦に渡したものや、屋根に沿って軒先へ雨水を運ぶものなど、いろいろな種類のといが組み合わさってできています。素材は、銅板などの金属板や塩化ビニール製のものが使われています。
雨どいは、強風などで傷んだり、枯葉などが詰まって流れが悪くなっていることがあります。水漏れなどが起きている状態で放置しておくと、外壁や家の土台が腐食する原因にもなるので、傷みに気がついたら、早めに修理しましょう。
アース
電気機器と地面とを銅線などの導体でつないで電荷を地中に逃がすことによって、落雷などによる過電流の電気機器への流出を防いだり電磁波の放出による誤動作を防止したり、あるいは感電の恐れを阻止したりすることをさします。そのため、レンジや洗濯機などの大型電気機器などではアースを取り付けることが推奨されています。また、PCなどに付属しているアースは機器の動作を安定させることを目的としています。接地ともいいます。アースに用いる接続線をアース線といいます。
アース付きコンセント
コンセントプラグの挿しこみ口の下にアース線をつなぐ端子があるコンセントのことをさします。「接地極付きコンセント」とも言われ、漏電や感電防止など人体への影響だけでなく、接続されている家電機器に過大電流が流れることによっての故障を防ぐために、アース線が接続できるようになっています。住宅に施設する200Vコンセントなど、主に冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、温水洗浄便座、エアコンなどに使用されています。
か行
建ぺい率
敷地面積に対する建築面積(建物の水平投影面積)の割合(%)。
例えば、敷地面積が100平方メートル、その敷地上にある住宅の建築面積が50平方メートルならば、この住宅の建ぺい率は50%ということになる。
建物の建ぺい率の限度は、原則として、用途地域ごとに、都市計画によってあらかじめ指定されている。
さ行
敷金
建物の借主が、賃料その他賃貸借契約上の債務を担保するため、貸主に交付する金銭をいう。
敷金は、契約が終了した場合に、未払賃料等があればこれを控除したうえで借主に対して退去後に返還される。
修繕積立金
管理組合が管理費とは別に共用部分や付属施設などの修繕を目的とした長期計画に従って修繕を実施するために、区分所有者から毎月徴収した金銭を積み立てたものである。
管理費と同様、一般的に専有部分の専有部分の面積の割合で月額料金が定められている。
セットバック
2項道路(建築基準法第42条第2項の規定により道路であるものとみなされた幅4m未満の道のこと)に接する場合において、建物を建築・再建築する際、道路の中心線から2mとなるよう敷地の一部を後退させることをいう。
なお、セットバックした部分は道路とみなされ、建物を建築することはできない。
た行
仲介手数料
宅地建物取引業者を通して不動産を売ったり買ったり、あるいは貸したり借りたりする場合に、媒介契約にもとづき、宅地建物取引業者に成功報酬として支払うお金のこと。
媒介手数料(媒介報酬)ともいう。
定期借家契約
平成12年3月1日の改正法施行により、借家契約時に貸主が「期間の満了により契約が終了する」ことを借家人に対して、公正証書などの書面を交付して説明する場合には、賃貸期間が終了すると借家契約も終了し、借家人は退去しなければならないとする契約。
原則として契約の更新はできず、再契約には貸し主・借家人双方の合意が必要である。
テラスハウス
2階建ての連棟式住宅のことをいう。
隣家とは共用の壁で連続しているので、連棟建て、長屋建てともいわれる。
各住戸の敷地は、各住戸の単独所有となっている。
な行
納戸
納戸とは、収納用の部屋のことです。押入れとは違い、人が中に入って歩き回ることができる程度の大きさを持ちますが、建築基準法上の採光・換気の基準を満たしていないので、居室とは認められません。
フリールーム、サービスルーム(S)、DEN、GR、STO、STRと表示されることもあります。間取図などでは頭文字をとってNと略されることもあります。
は行
媒介手数料
仲介手数料とも呼ばれ、不動産会社を通して不動産の売買や賃貸契約を結んだ場合に、仲介となる不動産会社に支払われる報酬金額のことをいいます。一般的に、仲介手数料は賃貸物件の場合は家賃の1カ月分が上限。中古物件の購入時には物件の3%が上限とされています。新築物件の場合は、基本的に仲介手数料が発生しないことが多いとされています。
ら行
礼金
建物の賃貸借契約を締結する際に、借主から貸主に対して、謝礼として支払われる金銭をいう。
契約が終了しても通常、借主に返還されない。